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  3. 一柳 信行
  4. ドラ息子、今夏の思い出

9月の中旬になりました。
気象庁が発表していた長期予報通り猛暑になった今年の夏もようやく終わりを告げてくれて、ほっとしています。
去りゆく夏を惜しむなんてよく言われますが、今年はあまりの暑さに耐えきれず、
早く去ってくれ!このクソ暑い夏野郎めが!!と思っていたので、実はほっとしているどころか、
嬉しくって仕方がないというのが正直な思いです。

夏が過ぎたあと時々話題になるのが、夏の思い出。
宿題が間に合わずに親に叱られた人の話をよく聞きます。
この歳になると宿題なんて当然無いわけで、自分の子供時代のことはさておき、
叱る側に回っている同級生がたくさんいます。
子供の頃は一年一年その夏にあった印象的な出来事は結構鮮明に覚えていますが、
大人になって就職してしまうと、よほど大きなことがない限り、
この夏の思い出って何?って聞かれても、とっさには出てこないもの。
家~野球場~会社~家~再び野球場~再び会社~家というサイクルにはまってしまい、
今年もまた、見事なまでの運動不足体型が完成してしまいました。

そんな例年とさほど変わり映えのしない夏を過ごしていた一柳ですが、8月の末にちょっとびっくりすることがありました。
自宅の軒下に、蜂の巣を発見してしまったのです。
最近ちょっと蜂を見る機会が多いなぁとは思っていました。
実はうちは過去に何度か蜂の巣を作られたことはあります。
巣を見ること自体にはそれほど驚きはしないのですが、今回のはちょっとデカい。
大人の握り拳なんてもんじゃない。はるかにデカい。
どうしてこんなに大きくなるまで気が付かなかったのか?と思いましたが、もう遅い・・・。
というわけで、駆除することにしました。

とはいえ、相手は蜂。ミツバチのように愛くるしいのなら放っておこうかなと思いますが、よぉ~く見るとアシナガバチだ。
スズメバチほどの凶暴性はなくても、刺されたらきっと痛い。いや、100%痛い。
そういえば、小学生のころ近所の家に出来ていたアシナガバチの巣を覗き込んでいたら、
ふくらはぎを刺されたことを思い出した。
でも、そのままにしておくことは出来ない。男一柳、蜂の巣の駆除に乗り出しました。

駆除するならイッキにしてしまった方がいい。
というわけで、何時ごろが一番たくさんの蜂が巣に戻って来ていそうなのかを父に聞いたところ、夕方だと教えてくれた。
「そ~か、夕方なのか。いや、待てよ。
スズメバチは夕方は気が立っていて危険だと、テレビが言っていたぞ(うちはアシナガバチだけど・・・)。」
でも仕方がない。決行時刻は夕暮れ時と決定。
刺されないための工夫は?
「スズメバチは黒いものを見ると興奮するってテレビでは言っていたぞ(何度もいいます、うちはアシナガバチなんですけど・・・)。」
というわけで、暑いけど全身白づくめの長そで長ズボンに着替えた。当然髪の毛も隠すため白い帽子を被って。
殺虫剤はどうする?「蚊取り用のやつが家にあったので、それを使おう。効果が無かったらどうする?効くと信じて使おう。」

てなことを考え、西の空があかね色に染まっていたある日に決行しました。
巣を見ると蜂がいるいる。数なんて怖くてとても数えられない。皆お尻の辺りがヒクヒク動いているではないか。
あの中に毒針があるのかと思うと、ちょっとひるむ・・・。
腰を引きながら近づいた末、殺虫剤スプレーのボタンを押した。
「えい!!」

白い粉が噴霧された。しかしこの粉の勢いが、ことのほか弱い。
「しまった、テストしたときには、あんなに勢いよく出たのに・・・。」
巣に届くかどうか微妙なところまでしか広がらない。
しかも驚いた奴らが出てくる出てくる。
こうなると取るべき道はひとつ。逃げるしかない。全力で逃げた逃げた。
俺ってこんなに足速かったっけ?というくらいの速さでした。
奴らは羽を持っている。追いつかれちゃいけないもんね。
一目散に玄関まで回り込んで、戸を勢いよく閉めた。
「ああ~ぁ、びっくりした。」

翌朝確認に行くと、数匹が地面で成仏していました。でも大きな巣はやはり健在。
「もう一回やらんといけんね。」と思いながら出勤。
その翌日だった。帰宅したら父が明るい声で
「蜂の巣、落としといたで。」
更に
「あんなもん、シャーッ!!ってスプレーかけたらすぐよ。」だって。
さすが昭和ひと桁生まれ。根性が愚息の私とは違う。

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