1. アナウンサー日記
  2. 伊藤 文

一歩一歩少しずつですが歩みを進めている「ひろしま民話図書館」。
http://radio.rcc.jp/minwa/


先日嬉しいことがありました。

その嬉しかったことを書く前に、少し前段話をば・・・。

そもそも、この番組はRCCラジオが昭和50年代に放送していた「ひろしまの民話」がスタート地点になっています。当時、広島のおじいちゃんおばあちゃんが情緒たっぷりの(!)広島弁で語る民話を、録音してそのまま放送していました。
この民話を皆さんも聴きやすい広島の言葉に直して、紹介しています。

いま番組では民話の前後にお話の背景、町や村の話なども織り交ぜているので、時として市町村などに電話でお話を聞いたりすることもあります。
ところが、昭和50年代当時に民話を語って下さっていた方々の多くが既に年配だったので、今その土地を詳しく知るお年寄りに話を聞いても、「その人のお子さんももう亡くなっとって、今知っとる人はおらんよのう・・・」なんて事もしばしば。


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「むかし、むかし・・・」
聞き慣れたこのフレーズから広がる世界にこんなに心動かされるとは。


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アサガオ

伊藤 文

1年間の産休・育休が明け、仕事に復帰したのが5月半ば。
それから1~2週間ほど経ってからのこと。
アサガオの種をもらった。
たいていの人が小学校で育てるアサガオ。懐かしさもあるし、せっかくもらったんだから植えてみようかと、ベランダのプランターに4個の種を撒いた。


3日ほどたって、1つ目の芽が出た。
早い。元気に葉を開き始める。
2つ目の芽はちょっと遅れて1週間後に発芽した。
着々と手堅く伸び始める。
三つ目は・・・二週間が過ぎても待てど暮らせど出てこない。
しびれを切らし「そろそろ新しい種に植え替えようか」と私。
しかし長女は「いや、ぜったい生えるから待つ」と譲らない。
無理なんじゃないかなぁ~と心の中で思いながら長女の思うようにと植え替えずに待った。

3週間が経ったある日、3つ目がひょっこりと顔を出した。
さらに種を撒いて1か月も経った6月のおわり、4つ目の芽が姿を現した。
このところの暑さを味方につけてぐんぐん葉を広げている。
一番手の芽に追いつきそうな勢いだ。
遅れて発芽してもぐんぐん伸びていく姿をみているといじらしくも見える。
「植え替えよう」と言っていた自分。ちょっぴり反省した。

最初に4つの種を植えてみて後から間引こうと思っていたが、もちろんしない。
出勤前、プランターを覗くと朝から不思議とエネルギーがみなぎってくるから。
そして、「はやく、はやく」と気付かずにやり過ごしていることがあるんじゃない?と
言われている気がするから。


全国男子駅伝

伊藤 文

土曜日の昼下がりのアナウンス部での出来事です。

「伊藤、ちょっとおいで」と一柳アナの声。
アナウンス部のソファーに呼ばれました。
(え、わたし何かしでかしたかな・・・)とグルグル考えながらソファーへ。
そんな考えを打ち消すような明るい声で
「これ、食べんちゃい!」と一柳アナ。
一柳アナウンサーがガサガサと袋から出したのはなんとも美味しそうなミカン。
「はい、じゃあ伊藤は3個ね。俺は4個。」
(一柳さん、勘違いしてすみません)
「ミカンって何個でも食べられますね~」なんて平和な会話をしながら
親戚の方が作られたという甘―いミカンを戴きました。

と、こんなのんびりした午後風に書いていますが、本当は一柳アナはいま大忙し。

あと1週間ほどに迫ってきた24日の全国男子駅伝にむけて、実況の一柳アナは土日も出社して各都道府県の監督に電話取材そして資料整理と、気の遠くなるような作業の日々です。

私は速報担当ということで、どんどん経過していくレースの順位速報や、各区の注目選手の紹介などをさせて頂きます。とはいっても私は今回で2年目、勉強中です。
去年は一柳アナや中継担当アナ、スタッフみなさんの阿吽の連係プレーと、青山学院大学の陸上競技部 原晋監督の(箱根駅伝の完全優勝&連覇、おめでとうございます!)楽しくわかりやすい解説で、駅伝っていいなぁと感じた年でした。

出場するのは中学生から社会人まで、同じ故郷を持つ選手たちがタスキを繋ぎます。
憧れの大先輩と同じチームで戦うのって、嬉しいだろうなぁ。
大学や社会人の選手は、いつもはチームメイトの仲間が対戦相手になる訳で、どんな気持ちなんだろう・・・。
ほかの駅伝とは違うこんなところもこの大会の魅力です。

今年も解説は青山学院大学陸上競技部監督の原晋さん。
実況の一柳アナのほかにも、長谷川アナ・石橋アナ・坂上アナ・石田アナが中継担当です。
原爆ドームと厳島神社が世界遺産になって20年の今年、二つの世界遺産を結ぶ駅伝をどうぞ皆さん聴いてくださいね!
全国ネットです!広島以外の方も是非!!
http://www.rcc.net/ekiden


伊藤 文

秋が次第に進み、夜が長くなってきたなと感じませんか。
もうこんな時間に月が光っているなぁ、なんて驚くことも。
また、今月は十五夜があったりで月を見上げる機会が増える頃かもしれません。

月を見ると思い出すことがあります。

学生時代、理系はもっぱら苦手だった私。
授業の想い出もそんなにないのですが、理科の授業での月の満ち欠けの話をなんだか断片的にくっきりと覚えています。

新月から三日月、半月、そして満月へ。また満月から半月、三日月、新月とくり返す。こんな教科書の表を見ながらのこと。

半月は右側が光っているものと左側が光っているものがありますよね。それぞれ上弦の月・下弦の月という弓に見立てた名前がついていますが、どっちがどっちか見分けがつきますか?

先生の教えてくれた見分け方が、こうです。

「うえ」の「う」と、「した」の「し」を当てはめてみて。
「う」は、右側が丸く膨らんでいるよね。
「し」は、左側が丸く膨らんでいるよね。
だから。
右側が光っている半月は、上弦の月。
左側が光っている半月は、下弦の月。わかる?


「おーーーーっ!」という感嘆の声が教室に響きました。

単なる「覚え方」ではありますが、なんでも工夫次第で楽しく伝えられるものなんですね。アナウンサーにも言えることかも。

こんな工夫をしながら楽しく教えてくださっていた先生の授業、もっと覚えていたら、なんて後悔するには遅すぎますね・・・。


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