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サインを考えたのは、いつだっただろう。
番組から本が出るというので、サインをする必要があったからか。

先輩からこんなことを言われた記憶がある。
もらった人の気持ちを考えてみたら、
かっこいいサインを書いてくれた方が嬉しいのではないかと。

ではどうしようか。
調子に乗っていると思われはしないかという不安もあったが。
とりあえず、考えてみようか。
筆記体はどうだろう。
なかなかうまく書けない。
そしてなんか自分「らしく」ない。
一筆書きはどうか。
・・・これもまた無理があるか。

試行錯誤した結果、平仮名のサインに落ち着いた。
何回か練習するうちに、コツをつかんでくる。
なんだか、「ぽく」なるものだ。
書けば書くほど、自分のものになっていく感覚。
今では、自分のサインを気に入っている。



先日、呉に遊びに行ったときのことだ。
その日は地域のお祭りがあったらしく、多くの人で賑わっていた。
すると、見つけた。
私のサイン。

これ、私が新人の頃、まだ慣れないロケ中に、お店の方に求められたサイン。
アンガールズの山根さんと、その隣の娘。たぶん新人アナウンサーの娘。
戸惑った。
私もサインをしていいのだろうか。本当は要らないのではないだろうか。
気を遣っていただいているのではないだろうか。
そもそもサインなんて持っていないし。

かわいくて、確かにもらった人が嬉しくなるようなサインを山根さんがすらすらと書きあげた。
私はというと・・・
これが精一杯。



懐かしかった。
そして、本当に嬉しくなった。
まだ、お店に飾って下さっていたんだ。
お店の入り口のこんなに目立つ所に、ずっと。
私のサインを。

内心、あの時も嬉しかったんだ。
恐縮しながらも、
ドキドキしながらも、
初めてサインを書いたことに興奮していたんだ。

思わず記念写真。



もしかしたら誰かのお宅で、お店で、病室で、
大切にしていただいているかもしれない。
これからはより丁寧に、より感謝の気持ちで
サインしたい。

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