あるディレクターの差し金で、去年からスギ花粉の最前線を取材することになりました。
最前線というのは、花粉が出るか出ないかといったタイミングで、スギ林に行き、雄花の成長の具合をリポートするものです。
私はスギの花粉症になってから、まだ5~6年の新参者。当初、鼻水中心の症状でしたが、ここ2~3年は目のかゆみが出てきます。出来る事なら、スギ林から遠く離れていたいものですが、仕事とは言え酷な取材に行かされています(笑)
去年は花粉が大量に飛散しました。だからスギ林取材の時は、雄花を触ってみるとふわっと大量の花粉が飛び散りました。フェイスシールドをしていても大慌てしてしまいました。雄花一つに40万個の花粉があると言われています。もう冷や汗ものです。
では、今年はどうだったかというと、雄花はまだ硬く、花粉が飛散するような状況ではありませんでした。今年は花粉の飛散は遅くなりそうだという結論でした。しかも、3月に入っても、花粉症の症状はほとんど出ず、薬を服用することはほとんどありませんでした。
「今年は、花粉症がほとんど発症せずに、この時期をしのげるのではないか…。」「え?もしかして花粉症は治った?」などと、根拠のない期待が膨らみますが、そうはいきませんでした。
3月6日(日)から花粉が結構飛んでいるようですね。目がかゆくて仕方ありません。もはや薬はもちろん、同じ花粉症の皆さんとお互いの傷をなめ合う会話をしながら乗り切るしかありません。(気象予報士の岸さんや乙藤さんたちと…)
最新の情報によると、スギ花粉の飛散が一気に加速し、ピークへ突入しているとのこと。今年からRCCの屋上には花粉の飛散を観測する「ポールンロボ」が設置されました。しばらくはデータのにらめっこが続きそうです。
RCC屋上の観測データはこちら → https://weathernews.jp/s/pollen/pollen.html?pid=POLLEN_2022-0187