テレビ「イマなまっ!」を担当してから早8カ月…。
ありがたいことに「見てるよ!」「頑張ってるね!」「泉水さんのファンです!」など、よく声をかけてもらいます。
ただ一つ…全く予想していなかった反応がありました。
しかも老若男女問わず、いろんな人から言われた言葉…。
「料理が上手くなったねぇ!」
いやいやいや!全然上達してないし!というかそもそも料理してないし!
「イマなまっ!」のコーナー「楽うまクッキング」で、料理を教えて下さる先生のアシスタントをしています。
ここで僕の一番大切な仕事が「右から来たものを左へ受け流す」ことです。先生は僕の右側にいるので、当然コンロやまな板も右側にあります。
ポイントを説明し手際よく調理を進めていく先生に相槌をうちながら、食材が入っていたパッドや調味料を分けておいた小皿など、もう使わないキッチン用品をそっと右から左へ移動させる…。
すると僕の左側はテレビ画面には映らないので、コンロやまな板周りはいつもきれいに片づいている…ということです。
この片づけがさりげなく手際よく出来るとちょっと自分でも嬉しいんです。そして自分もまるで料理をしているような…いやひょっとしてオレ料理が上手いんじゃないかな…この長身を活かして高い所からオリーブオイルでも振ってみようかしら…そんな気になってくるので不思議なものです。人生がときめく片づけの魔法ですね(笑)。
まぁ本人も勘違いするぐらいですから、テレビを見ている人も「料理上手」というイメージを浮かべてくれるんですかねぇ…。
手元でプロの技を披露しながら口元では分かりやすく説明して下さる料理の先生に比べたら、簡単で単純な作業なんですが、時には「右から来たものを左へ受け流した後に、『レンジで加熱したものがこちらです』とか『30分経ったものがこちらです』など、左で差し替えたものを右へ受け流す」という高等テクニックもあります(笑)。是非この辺りにも注目して「イマなまっ!」をご覧ください。では今日も右から来たものを左へ受け流してきます。いつか「片づけが上手くなったねぇ!」と声をかけてもらえるように…。