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ありがとうございます!今こうしてこの文章を読んでもらえているということは、RCCのホームページを見て「RCCアナウンサーブログ新着記事」をチェックして僕の名前の記事を開いてくれたということですね?できれば過去の記事も読んでもらえたりすると嬉しいです。この新着記事の下に行くと「RCCアナウンサーメンバーリスト」があって、明らかに数年前に撮られた今よりずいぶん若ぶりな僕が笑っているはずです。1番上の1番左で…。なぜこの位置かというと僕の名字が「青山」だからでしょう。

 

あおやまたかはる。この名前で昔から出席番号は1番でした。「あ」の次に同じくあ行の「お」がくる「あ」行2連発‼の名字を持つ僕にとって、クラス替えのたびに出席番号を確認する習慣などありませんでした。出席番号1番が基本。この名字が原因でとにかく何でも1番最初にやらされる。小学校の予防接種で自分の後に続くクラスメイト全員から、「ねえ痛い?この注射は痛いやつ?」と聞かれ続けたことをよく覚えています。まるで打席を終えたバッターが後続の打者から相手ピッチャーの球筋について聞かれるが如く、今回の注射の痛さレベルを確認されるのです。

 

アナウンサーになると出席番号や学籍番号なんてなくなり、「あ」行の名字の呪縛から解放された日々を送っていました。あの恐ろしい文明の利器「携帯電話」が登場するまでは…。「あ」行の名字って携帯電話によく間違い電話がかかってくるんです。「あ」行ということは携帯の電話帳でもトップに登録される。そして何かの拍子でボタンが操作され、僕に電話がかかってくるのです。しばらくご無沙汰している友人から着信履歴があったので、嬉しげに「久しぶり~!どしたん?」と折り返すと、「ん?何?あっ!ごめん!間違い!」と申し訳なさそうに謝られるなんて日常茶飯事。電話に出ると知人の幼子が「モチモ~チ?」と話しかけてきたり、留守電にメッセージが入っているので聞いてみると「ガサガサッ!ゴソゴソッ!」と歩きながら鞄の中で携帯が揺れている音が再生されるなんてことも…。

 

あいうえお順や出席番号で1番になって良かったことって、振り返ってみても少ない気がします。できれば2~3番手あたりで何事ものんびり構えていたいものです。ここ数年伊東平アナや小宅世人アナなど「あ行」の若手アナウンサーは入社したものの所詮「い」や「お」、やっぱり「あ」で始まらないと…。いや正直に告白すると小学校の数年間で出席番号が2番だった時期があるんです。同じクラスに「あいはら」君がいたからです。「あ」の次が「い」。勝てる訳がありません。出席番号業界(どんな業界?)において最強の名字なのです。ん?「あいだ」の方が強いか…。「あいば」もありですね。おっ!「あおき」にも「あおやま」は負けるぞ…。「あおやま」がいて「あおき」もいると紳士服業界のようですが、個人的にそんな「あ」行の名字を持つ未来のRCC新人アナに出会える日を楽しみにしています。


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