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担当しているテレビ「イマなまっ!」放送終了後は基本的に慌ただしい。
16時50分、台本などを片付けながら胸元につけていた小さなピンマイクを外すと同時に、まず食事が始まる。料理コーナー「楽うまクッキング」のキッチンセットに向かい、その日作ったメニューを番組スタッフで美味しくいただくのだ。放送で紹介するレシピは2~4人分だが、実際はリハーサルで作った分や調理時間の関係で差し替えた分があるので、結構な量がある時が多い。そこに仕事が一区切りついた人から順番に並んで食べていく。「石原軍団」ならぬ「イマなま料理軍団」による炊き出しはスタッフからも大人気だ。


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イマなまっ!


その後は貸衣装に化粧がつかないように2歳児ぐらいのゆっくりしたスピードで慎重に服を脱ぎ私服に着替え、メイクを落とし洗顔をしてタオルで拭く。
よく女性がメイクを落として「さっぱり!気持ちいい!」みたいなCMあるが、あの解放感を46歳のおじさんが味わっている。
そしてここから仕事を終えたおじさんに最高のごほうびが待っている…。
それは、温かいおしぼり。
顔全体をやさしく包み込むと開いた毛穴から疲れが蒸発していくようだ。
さらにおしぼりで目頭を押さえ首筋や耳の後ろを拭く姿は、どこから見ても立派な「居酒屋で若い女性に嫌われるおじぼりおじさん」だ。

スタッフとの反省会を終えて時計を見ると大体17時30分頃。
そこからアナウンス部に戻りゆっくり帰宅準備をするのだが、これは春から夏にかけての話。
秋から冬の間の毎週金曜日は違う。ここからさらに慌ただしくなる。
テレビスタジオと同じフロアにあるラジオスタジオに直行する。
数分後に始まる2時間34分の生放送の打合せを2分34秒ぐらいで済ませ、ピンマイクでなくスタジオに固定されたマイクの前に座り、カフと呼ばれるマイクのスイッチを押し上げると…。
17時46分、今年で5年目に突入する音楽番組「金曜ビート」の生放送が始まる。



花金どころかハードなスケジュールのハド金だが、正直楽しみにしている自分がいる。
何年経ってもラジオから流れる音楽が大好きだ。ラジオで音楽番組をやるのが夢だった。
高校生の頃、成績はどんどん下がるし運動もできない自分を支えてくれたのは、お昼の学食代を節約してレンタルして夢中で聴きこんだ洋楽・邦楽の名盤だった。友達におすすめの曲をカセットテープにダビングして熱く語っていたあの頃のような気持ちで、広島の空に溶けていくようなホットなナンバーや聴いたことのないヒット曲を、RCCラジオから週末金曜日の夜に届けたい…。
って語るとピュアな音楽番組みたいですが、数十分おきに「大喜利」があるツイッター参加型音楽番組です(笑)。
一週間の仕事が終わり、おしぼりのような解放感がある週末の夜、どうぞ気楽に「金曜ビート」を聴いて下さい。

10月5日(金)スタートです!

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