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  4. 収集切手 えっ? まさか!!!

今から50年ほど前の昭和40年代。私が小学5年生から中学3年生頃にかけてのこと。

この時代は「切手収集ブーム」でした。様々な記念切手が発売される度に収集マニアが朝早くから郵便局に足を運び、列をなしたものです。


私もその一人でした。『今度は、大阪万博の記念切手だから買いに行こう』とか



『札幌オリンピックの切手は絶対に外せない』とか言いながら、発売日を指折り数えて



楽しみに待っていたものでした。月々の小遣いを切り詰めて 切手代に充てていました。

この小さな積み重ねが数年間続き、ストックブック3冊のコレクションになりました。



そんな趣味もやがて終息し、長~い年月 ストックブックは空気に触れないまま 塩漬けになっていました。

ごく最近 部屋を掃除していて この3冊が出てきました。約半世紀を経て 1970年前後の数々の切手が目の前に現れました。切手専用のピンセットを使い、それこそ腫れ物に触るかのように、丁寧に慎重に扱っていた当時の思い出が蘇ります。

 

懐かしい思いに浸る一方で、部屋を整理するため 専門の業者に買い取ってもらうことにしました。一体 いくらぐらいになるかな? まずは、店を訪ねて査定をお願いすることに。

切手の額面総額は12,000円程度です。

「2倍くらいかな?いやモノによってはもっと高額になるかも知れない」そんな淡い期待を持ちながら・・・。

 

しかし結果は“捕らぬ狸の皮算用”でした。驚きモモノキ・・・!!!

 

ストックブックを見ながら 店のご主人曰く。「こういう記念切手は、今の買い取り額は、額面の7割がいいところです。だから売らずに持っておいた方が 損しなくていいですよ」と仰天の査定。理由は「今では 収集マニアは減る一方で、ブームは遠い昔の話。需要と供給の問題で、もう欲しい人がいないんですよ。」とのこと。ダメ押しの一撃を喰らい、唖然として店を出ました。まさか額面以下とは!さすがに 売るのは止めました。“ブーム”とはやがて消え去るもの。身をもって勉強しました。

 

そんな訳で、収集切手は『自分史を語る物証』として、また永い眠りに就かせることにしました。

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