自宅の周辺は、緑豊かで季節の変化を身近に感じます。
春はサクラ、秋にはモミジなど 四季折々の色と華やかさを楽しむことが出来ます。
存在感のある植物だけではありません。路上に目を移すと、様々な草花や雑草が、
季節ごとに名脇役として主役を引き立てています。
近所をウォーキングしていると、簡単に“雑草”と片付けるには気の毒な植物と
出会うこともあります。
そのひとつが「コバンソウ(小判草)」です。見た目が小判に似ていることから
このような名前がついたようです。初めて見かけたのは何年も前ですが、姿・形が あまりにユニークだったので調べました。
コバンソウはイネ科の一年草。明治時代に日本に入ってきた帰化植物で、名前は和名です。
原産は地中海沿岸とのことで、どのような経緯で渡来したかは不明です。
道路わきや空き地、街路樹の根元回りなどで見かける雑草の一種です。
6月の半ば、歩道の植込みに密集しているのが目に留まりました。
ちょうど“実る稲穂”のような色と形で、まさに小判を思わせる黄金色です。
このコバンソウが、あちらにも こちらにもと広範囲に見られました。
そして こんなことも分かりました。
コバンソウの花言葉=『金持ち』です。何ともひねりのない直線的な花言葉です。
※写真のコバンソウは、花の時季を過ぎています。
穂のひとつひとつが、文字通り小判だったら 辺りからかき集めれば
どれほどの大金持ちになれるだろうか・・・と、ひと時、他愛もない思索にふけるのでありました。