子供のころの私の小さな自慢は、視力が高いことだった。
身体測定の時には視力検査表の一番下近くまでは見えていたし、教室の一番後ろの席からでも、黒板の小さな字までハッキリ見えていた。
それがちょっと怪しくなってきたのが、高校時代から。
でも、メガネかコンタクトレンズを買うとお金がかかるので、両親には言い出せなかった。仕方なく、授業中は席を前にしてもらって乗り切ったのを覚えている。
時は流れ、今では社会人。メガネくらいは自分のお金で買える。コンタクトレンズも。
会社に入って3年目に買った品がこちら。
実は、今日も使っている。もちろんレンズの入れ替えは2~3回はしたが、フレームがしっかりしているので、25年以上経った今でも現役。新井貴浩氏の現役生活年数よりも長い。
それから、もう一つの品はこちら。
横に付いた丸い飾りがポイントの一品。15年くらい前に買っただろうか。
上述のより少し度数を上げている。スポーツを実況する時と車を運転する際にかけている。
かけたままTVニュースを読むと、時々視聴者の方から、「メガネの横の輪っかが、片方取れていますよ。」とお電話をいただくことがある。
最初から片方にしか付いていないのでご安心を。
いずれのメガネもレンズを入れ替えて、かれこれ5~6年は経っているだろうか。
業者の方に聞いたところ、普通は3年くらいで入れ替えるとのこと。
私の場合、幸いにもその必要性を感じなかったのでしなかっただけなのだが、最近困ってきた。明らかに新聞の文字が見えにくい。重なって見えることが増えた。
少し出ていた乱視が進んだのか、はたまた寄る年波には勝てず老眼が出てきたのか。
春先に馴染みのメガネ屋さんに行ってみた。そろそろ新しいものに買い替えるのもいいのかな?と思いはじめていたので。
でも、今使っている二品はまだ十分に使えますよとのアドバイスを受けた。
店内で幾つかの新品を見せてもらったが、これだ!という品には巡り合えなかったこともあり、結局買わずに今日に至っている。
生来私は、物を頻繁に買い替えるのが好きではない。今の車もかれこれ15年乗っているし、時々使っているコンタクトレンズも同じくらいの年数になった。システム手帳にいたっては大学3年生の秋から使っているので、もう30年のお付き合いになる。
メガネにしたってもそう。愛着が湧くのです。
だから今、新しく買い替えようか、またレンズだけを入れ替えようか、とても悩んでいます。