年度末です。家庭によっては4月から始まる新生活にむけて、色々買い物が必要な人もおいででしょう。
家電、車、衣類、新居などなど。
そんな中、私一柳、先日スーツを2着新調しました。
仕事柄、毎日はスーツを着なくてもいいので、そう数は持っていません。
実は冬物は2着しかなかったのです
もちろん入社以来2着しか買わなかったわけではありませんよ。
体形の変化で、かろうじてお腹が収まるズボンのスーツが2着ということです。
なので、上着は全く傷んでいないのにウエストサイズが合わないために、クローゼットの中に眠りっぱなしのスーツが結構ある。
ここ数年のニュース番組でTVに映る男性アナウンサーに、明らかな変化が見られます。
ほとんどの人が、向かって右胸にポケットチーフを入れていることです。
私が入社したころそんな風習は、結婚式か盛大な式典くらいでしか見受けられませんでした。
そういう時以外に入れている人を見ると、
「キザな人。この男はきっとスカした野郎だぜ!」と思ったものです。
しかし、時代は変わりました。今では明らかに入れていない人の方が珍しい。
そこで今回のスーツ新調を機に「ワシもここらで、ポケットチーフでもしてみようか」と思ったわけです。
とはいうものの、肝心のたたみ方がサッパリわからない。
元来スカした野郎嫌いの私。
店員さんにたたみ方を教わるのも、ちょっと恥ずかしさが残っている。
いや、ちょっとどころではない。かなり残っている。
そんな時、チーフコーナーで、束になっている紙を見つけました。
そこには ‟ポケットチーフのたたみ方„ と書いてあるではないか!。
手のひらサイズの1枚の紙に、5種のたたみ方が記されていた。
店員さんに了承を得て、ありがたくいただくことにした。
見よう見まねで折ったチーフがこちら。
以前、在広のタレントさんにプレゼントしてもらったチーフです。
因みに両サイドを広げると、富士山の図柄になります。
新調したばかりのスーツにこのチーフをさし、男一柳スカした野郎になって、颯爽と結婚披露パーティーに出席したのです。
それにしても新しい服を着た時っていうのは、心がウキウキしますね。いつもより背筋がピンと伸びているような気がした。
そしてこの先、時にはポケットチーフをしてTVに映ってみようかなぁと思い始めています。
こうして私は、あれだけ嫌っていたスカした野郎になっていくのかもしれません。
男、一柳、ちょっと悩む春。
これでいいのだろうか。