「沢木耕太郎さんは、自分の中でのヒーローでした」
RCCラジオ『おひるーな』内で、ライター・小説家として活動されている清水浩司さんをお招きした際に、おっしゃった言葉です。
広島東洋カープの前監督・緒方孝市さんの書籍『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』の取材、構成を担当された清水さん。
『おひるーな』では、毎月、清水さんから、『おすすめの一冊』を紹介して頂いています。先月、紹介して頂いた本が、沢木耕太郎さんの『敗れざる者たち』でした。
1979年に単行本で初版が発売。今年、新装版が刊行されました。清水さんが書店を巡っている時に新装版として棚に並んでいた『敗れざる者たち』を発見。高校時代の清水さんははじめてこの本を手にとった時の事がフラッシュバック。「沢木耕太郎さんは、自分の中でのヒーローだった」と語っておりました。
その日の番組終了後、すぐに書店へ向かい、『敗れざる者たち』を購入。
勝負の世界に青春を賭け、燃え尽きていった者たちのロマンを描く、スポーツノンフィクションの名作。
40年以上前に書かれた本ですが、本から伝わる熱量が半端ない!
読み進めながら、自然と鼓動が速くなる感じがし、完全にのめり込みました。
「いつかこんな文章が書けるようになりたいと感じていた」
沢木さんの本を読んだ、高校時代の清水さんはこう思ったそうです。
そこから、長い年月を経て、『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』を取材、構成を担当されました。
清水さんからお話をうかがい、『敗れざる者たち』と出会えたことに、感謝です!
『敗れざる者たち』
おうち時間に、もしよろしければ、手に取ってみてはいかがでしょうか