先日、昔の仕事仲間から連絡がありました。
「解説の廣瀬さんのボードを持っている知り合いがいるんですが、ご本人が希望されるなら渡したいとのですが、問い合わせてもらえませんか?」
???
ボードって?なんだろう???
スノーボード?サーフィンのボード?
もしかして廣瀬さんが発明した石膏ボード?(もちろんそんなものありません)
???
去年カープを引退し、新しくRCCプロ野球解説者に加わってくれた廣瀬純さん。
今は沖縄キャンプの取材をされているころだとおもいます。
その廣瀬さんに渡したいボードとはいったい…。
実はそのお知り合いは、大のカープファンなのですが、
由宇練習場で廃棄処分するために置かれている、ある木材に目が止まったそうです。
それは…。
由宇練習場のスコアボードに掲げる名前のボード。
ちょうどそこに置いてあったボードに書かれていたのは、「廣瀬」という名前でした。
以前の由宇練習場のスコアボードは、手書きされているボードが掲げられていました。
白いペンキで、太目に書かれた「廣瀬」という看板が、処分されそうになっていたのです。
カープで一時代を築かれた廣瀬純さん。
しかし怪我や不調の時もありました。
2軍で調整している時をずっと見守っていたスコアボード「廣瀬」
それは廣瀬さんを見守るように、使い続けられました。
ボードを救い出さなければ。
頼み込んで何とか譲ってもらったそうです。
しかし、それを自分が持っていていいのだろうか。
廣瀬さんに届けた方が良いのではないか。
それで知り合いのつてをたどって、私に連絡が舞い込んできたのです。
この知らせを喜んで聞いた廣瀬さん
是非受け取りたいとのこと。
都合が合わず直接の受け渡しはできませんでしたが、大きな名前のボードは、本人の元に届きました。
お返しに身に着けているものと、サインが。
そのボード、
今ではご自宅の玄関を入ったところに、まるで表札のように置かれているそうです。