いよいよ念願の一冊が発売までこぎつけます。カープの苑田聡彦スカウト統括部長の半生をまとめた「惚れる力 カープ一筋50年 苑田スカウトの仕事術」です。
あの黒田博樹投手を専修大時代に徹底マークし、逆指名を勝ち取り、タイガースの監督に就任した金本知憲氏の潜在能力を早い時期から見抜いた名物スカウトです。
さらに、本塁打王の江藤智氏、小早川毅彦氏、西田真二氏、現役では栗原健太選手、福井優也選手、丸佳浩選手も担当しています。
名物スカウトの、「人を見る目」「信頼を勝ち取る力」の本質はどこにあるのか。居酒屋で野球談議を聞くうちに、「これは一冊になる」と確信しました。
むしろ、居酒屋での気配りを目にするだけでも、仕事ぶりの一端がわかりました。
服装、時間、視野の広さ。それに、「気を配りすぎて場を硬くしない」という究極の「気配り」。
そこから、甲子園、神宮、東京ドーム、スカウト活動を続ける苑田さんの背中には一貫した「イズム」がありました。それは、私たちにも大いに参考になるものだと確信します。
野球シーズンも終わりましたが、是非、この一冊から、カープの熱い魂を感じ取って下さい。まもなく書店に並ぶはずです。