朝神楽

10月26日(土) 午前10:30~(予定)

琴庄神楽団
(北広島町)
「土蜘蛛」
(きんしょうかぐらだん・つちぐも)

演目紹介

「土蜘蛛」

大和(やまと)の国の葛城山(かつらぎざん)に、太古の昔より住み着いている土蜘蛛の精魂(せいこん)が、侍女(じじょ)・胡蝶(こちょう)に化け、典薬の守(てんやくのかみ)からの使いと偽って源頼光(みなもとのらいこう)に毒を盛ります。
ついに念願を果たしたとばかりに飛びかかる土蜘蛛に必死で対抗する頼光は、「名刀・髭切り丸で斬りつけ深手を負わせるのですが、正体を見破られた土蜘蛛の精魂は、糸を吐きながら逃げ帰ってしまいます。
源頼光は四天王を集め、土蜘蛛退治を命じますが、この時、髭切り丸の太刀を「蜘蛛切り丸」と改めて四天王に授けました。
葛城山の岩屋についた一行は、土蜘蛛の妖術に悩まされながらも、大激闘の末、蜘蛛切り丸をもって退治するという物語です。

琴庄神楽団(北広島町)

北広島町は、豊平地域に籍を置き、琴谷天日神社と庄原八幡神社を守護神として崇拝し、団員19名で活動する神楽団です。
旧高宮町より習い受けた従来の神楽を伝承するとともに、現在では、舞台芸能としての神楽にも取り組んでおり、平成22年には広島県の世界遺産「宮島」を題材とする創作神楽「厳島」をつくり発表しました。
いつまでも初心を忘れる事なく、挑戦する気持ちを持って皆様の声援を何よりの励みとし、精進をしてまいりたいと思います。

夜神楽 第一幕

10月26日(土) 午後5:00~(予定)

あさひが丘神楽団
(広島市安佐北区)
「滝夜叉姫」
(あさひがおかかぐらだん・たきやしゃひめ)

演目紹介

「滝夜叉姫」

東の国の新皇を名乗った平将門(たいらのまさかど)は、天慶(てんぎょう)の乱で藤原秀郷(ふじわらのひでさと)・平貞盛(たいらのさだもり)の軍に敗れ去ります。
平将門の娘・五月姫(さつきひめ)は、父の怨念を果たす為、貴舟(きふね)の社(やしろ)に「願」をかけ、満願と共に貴舟の神より妖術を授かります。五月姫は、名を「滝夜叉姫」と改め、父の因縁の郷、下総の国・相馬(そうま)の地に立ち戻り、多くの手下を従えて反乱を企てます。
陰陽師・大宅中将光圀(おおやのちゅうじょうみつくに)らは、姫征伐の朝命を奉じ、下総の国へと向かいます。陰陽の術と邪心の妖術の激しい戦いとなりますが、滝夜叉姫の朝廷に対する復讐は成らず、無惨に敗れ去っていくという物語です。

あさひが丘神楽団(広島市安佐北区)

昭和62年に発足したあさひが丘神楽団は、「振興団地の中に郷土芸能を」という取り組みの一環としてスタートしました。
古き伝統の旧舞、新しい時代の新舞を伝承し、神楽奉納を通じて神楽に息づく思いを後世へと伝えていけるよう団員一同精進してまいります。

夜神楽 第二幕

10月26日(土) 午後5:45~(予定)

鈴張神楽団
(広島市安佐北区)
「源頼政」
(すずはりかぐらだん・みなもとのよりまさ)

演目紹介

「源頼政」

平安時代、毎夜丑の刻(午前二時)になると京都東三条ヶ森の空に黒雲が立ち昇り、この世のものとは思えない動物が怪異なる声で鳴くのでした。
時を同じくして帝の近衛天皇は、原因不明の魔物に取り付かれたように毎夜うめき悩まされていました。
そこで、弓の名人源頼政は帝の勅命を受け、郎党・猪早太(いのはやた)を引き連れ、頭が猿、身は牛、手足は虎、尾は蛇なる容姿の怪物「鵺(ぬえ)」を退治する物語です。

鈴張神楽団(広島市安佐北区)

現在、地元行事を始め、年間約30の公演活動を行っています。20代の若者を中心に、八調子の新舞(高田系)を行い、保持演目も15以上となり、最近は、新作演目にも取り組んでいます。
若い団員には、神楽における舞はもちろんのこと、行事の交渉や準備を自分たちでできるように指導し、地域との交流も密にしています。
最近では、地元の小学生にも多くの関心を持っていただき、練習の鑑賞や参加で交流しています。
団員不足の現状もありますが、神楽を将来へ継承してくれる若い団員の育成に重点をおいていますので、魅力ある神楽団づくりを行い、定着を目指そうと思います。

夜神楽 第三幕

10月26日(土) 午後6:30~(予定)

あさひが丘神楽団
(広島市安佐北区)
「戻り橋後編」
(あさひがおかかぐらだん・もどりばしこうへん)

演目紹介

「戻り橋後編」

平安中期、京の都は、長雨、疫病、盗賊の横行など不穏な世情が続いていました。
都・羅生門で渡辺綱(わたなべのつな)に茨木童子(いばらぎどうじ)の左腕を切り取られた酒呑童子(しゅてんどうじ)は、子分可愛さの念に惹かれ、綱の乳母・白妙(しらたえ)の身体に取り入り、自らがその白妙に化けて綱の屋敷に入り込むと、ついにその腕を取り返します。
綱は主君・源頼光(みなもとのらいこう)の助けを得てこの妖鬼と戦いますが、鬼たちは虚空飛天(こくうひてん)の妖術で、大江山へと飛び去っていくという物語です。

あさひが丘神楽団(広島市安佐北区)

昭和62年に発足したあさひが丘神楽団は、「振興団地の中に郷土芸能を」という取り組みの一環としてスタートしました。
古き伝統の旧舞、新しい時代の新舞を伝承し、神楽奉納を通じて神楽に息づく思いを後世へと伝えていけるよう団員一同精進してまいります。

夜神楽 第四幕

10月26日(土) 午後7:15~(予定)

鈴張神楽団
(広島市安佐北区)
「紅葉狩」
(すずはりかぐらだん・もみじがり)

演目紹介

「紅葉狩」

平安時代、京の都を追われ信州・戸隠山へと流罪となった紅葉という女がいました。戸隠の里に心穏やかな日々を過ごしていましたが、都の暮らしに思い断たれず、身につけた妖術で近隣の村々を襲い、その手はその名・紅葉の如く血に染まっていきました。
その頃、中納言・平維茂は、都を離れ三河・遠江と狩りの旅に興じ、戸隠山の錦に心奪われ道に踏み迷ってしまいます。道を尋ねる里人を求める主従の前に一軒の山家が現れ、女主の誘うままに紅葉狩の酒宴に杯を重ねます。
維茂主従が酔いつぶれると、時は今と女たちは黒髪を振り乱し、夜叉となり、主従に飛びかかります。
維茂の一命が危うきとき、日ごろから信心する八幡大菩薩が現れ難を救います。神剣を授かった維茂主従は、鬼の岩屋で激戦の末、戸隠の鬼女を見事成敗するという物語です。

鈴張神楽団(広島市安佐北区)

現在、地元行事を始め、年間約30の公演活動を行っています。20代の若者を中心に、八調子の新舞(高田系)を行い、保持演目も15以上となり、最近は、新作演目にも取り組んでいます。
若い団員には、神楽における舞はもちろんのこと、行事の交渉や準備を自分たちでできるように指導し、地域との交流も密にしています。
最近では、地元の小学生にも多くの関心を持っていただき、練習の鑑賞や参加で交流しています。
団員不足の現状もありますが、神楽を将来へ継承してくれる若い団員の育成に重点をおいていますので、魅力ある神楽団づくりを行い、定着を目指そうと思います。