「がん検診をみんなで受けよう!」

放送日:2020年12月1日(火)

ゲスト:広島県健康福祉局がん対策課 主査 岡峯美智子様
パーソナリティ:伊藤文、牧瀬和人

おひるーな放送中の出演者
Q.今年は新型コロナウイルスの影響で、病院に行くのも躊躇する・・・という時期もありましたが、がん検診においても影響はあったんでしょうか?
新型コロナ感染症の影響で4月中旬から約1か月半,ほとんどの機関でがん検診がストップし,その後,各機関では感染症対策を徹底しながら検診を再開していますが,今年度の受診者は例年よりも大きく減少しています。
この落ち込みによる早期発見の遅れが,今後,がんによる死亡者数に影響することが懸念されます。検診機関は感染症対策を徹底しており,安心・安全であることをお伝えしながら,“コロナ禍においても必要ながん検診”を受診するよう強く訴える必要があると考えています。
Q.がん検診、また女性特有のがん検診の受診率について現状はどうなっていますか?
直近の令和元年の国民生活基礎調査では,胃・肺・大腸・乳・子宮頸の5大がん全てについて,前回調査よりも受診率が上昇しました。女性特有のがんである子宮頸がんについては3.4ポイント,乳がんについては3.6ポイント,前回の平成28年度の結果より上昇しています。しかしながら,胃・肺・大腸がんについては,男性に比べて女性の受診率が低い傾向は変わっていません。
Q.この数値から今後はどれくらいの検診率が目標でしょうか?
直近の調査では,広島県の受診率は,胃がんが41.3%,肺がんが45.9%,大腸がんが41.0%,子宮頸がんが43.6%,乳がんが43.9%でした。
広島県では,5大がん全てにおいて受診率を50%以上にすることを目標として掲げています。
Q.特に子宮頸がんは、年を重ねてからではなく若い世代から注意が必要ながんですが、 若い世代には、どんな意識を持ってもらいたいですか?
広島県では,20歳以上の女性に子宮頸がん検診の受診をお勧めしています。子宮頸がんは,20歳代後半から罹患数が増加するがんです。
また,がんは日本人の2人に1人が罹患し,3人に1人ががんで亡くなってしまいます。がんの早期発見にはがん検診が有効です。がんは誰もがなり得る病気ということを理解し,若いうちから定期的にがん検診を受診することを習慣づけていただきたいと思います。
Q.今日の放送を聞いて「がん検診に行ってみよう!」と思った方へ、改めてどのように すればいいか、教えて下さい。
会社などにお勤めされている方は,職場でがん検診の制度や補助があるかもしれませんので,まずは職場の総務担当へお尋ねください。お勤めされていない方など,職場でがん検診を受ける機会がない方は,市町が実施するがん検診を受診してください。市町の検診は,市町によって対象年齢や検診を受ける場所,自己負担額などが異なりますので,お住まいの市町の担当課にお問い合わせください。
Q.今後のがん検診キャンペーンの情報などあれば
コロナ禍で減少した,がん検診の予約を後押しする取組として,本日12月1日から,「がん検診予約サポートサービス」をスタートしました。
がん検診を受けたいけど,実際どうやって受けたらいいのかわからない,どこに予約すればいいの?…などがん検診についての疑問や相談に,電話やLINEでお答えする「予約サポートセンター」と,WEBサイト上で,がん検診の予約をサポートする「がん検診予約サポートシステム」を1か月限定で開設しています。サポートセンターの電話番号はフリーダイヤル 0120-341-112 です。
がん検診をまだ受けていない方は,この機会にぜひ,がん検診の予約をお願いします。
おひるーな放送中の出演者

伊藤)今日は、広島県健康福祉局がん対策課 主査の岡峯美智子(おかみね・みちこ)さんに教えてもらいました。ありがとうございました!