日本政府は「ヒロシマの記憶」に使用された映像(日本映画社撮影)を含めた
原爆投下後の広島の写真と映像を、ユネスコの「世界の記憶」に推薦することを決めました。

広島に原爆が投下後の1945年9月~10月。焦土の風景と苦しむ被爆者は日本人の手によって撮影されました。日本映画社のフィルムには治療を受ける人々や医師と看護師、焼き尽くされたビル、ガレキに埋まる町の様子が映し出されています。このフィルムは1946年「広島・長崎における原子爆弾の効果」という映画となりましたが、公開されることなくアメリカに送られました。一方で、この映画の編集前のフィルムが、日本映画社の製作スタッフによって東京都内の現像所に秘かに保管されました。その後、1993年に東京都内の日本映画新社(日本映画社が戦後に改組)の倉庫で合わせて15本のフィルムの現存が確認され、公になりました。

RCCでは、現存する未編集フィルムに写された映像と現在の場所を対比。被爆直後のヒロシマと放送当時の今(2004年~2005年)、戦争と平和、あるいは当時の記憶を蘇らせる3分半の番組をシリーズで制作しました。

このホームページは2004年8月6日から2005年8月6日まで放送された全52回分のうちの一部を動画でご覧いただけます。

広島逓信病院~治療~
第一陸軍病院宇品分院~撮影
広島護国神社
大芝国民学校~ある家族~
広島赤十字病院~姉と弟~
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