広島サッカー向上委員会

広島サッカー向上委員会に出演してくださったゲストのインタビューをお届けします。

吉田安孝さん(サッカーパーソナリティー／'05年10月9日放送)

Ｊ１第26節を終わってサンフレッチェは10勝７敗９分。首位ガンバ大阪との総勝ち点差12の８位。優勝戦戦から後退する中、「このままでは小野体制の２年間さえも無駄になってしまう」と警鐘を鳴らしているのは、サッカーパーソナリティーの吉田安孝さん。
Ｊ１リーグ戦は残り８節。サンフレッチェは、ぼくたちサポーターはどうやって戦って行けばいいのか。吉田安孝さんにお話をうかがいました。
(前回、吉田安孝さんをお迎えした時の模様はアーカイブ／８月７日をどうぞ。)

Ｊ１第26節終了時の順位表
 Ｊ１第26節終了時のリーグ戦総得点數ランキング
 Ｊ１第26節終了時のリーグ戦総失点數ランキング
 サンフレッチェ広島／Ｊ１第26節までのデータ
 サンフレッチェ広島／Ｊ１後半戦８試合 (19節～26節)の結果
 サンフレッチェ広島／Ｊ１第26節終了時のリーグ戦得点ランキング
 サンフレッチェ広島／Ｊ１第26節終了時のリーグ戦アシストランキング

	サンフレッチェの優勝はなくなってしまったんですか？
	９月から厳しい戦いですが？
	ビッグアーチで２試合連続のオウンゴールでしたが？
	これからの終盤戦、注目している選手と言いますと？
	これからの終盤戦、サポーターはどうやって戦えばいいですか？
	優勝戦線を引っ張るガンバ大阪や鹿島アントラーズと、そこから後退してしまったサンフレッチェの違いって何ですか？
	サンフレッチェに今足りないないものは何ですか？これからの終盤戦で期待することは何ですか？

この日、広島広域公園からは広島市スポーツ・レクリエーションフェスティバルに参加していた桑田慎一朗選手と西河翔吾選手が中継で出演。
(その模様は「現場でプレゼンター／10月２日」をどうぞ)
10月１日(土)の26節名古屋戦後、サンフレッチェは３日間のオフ。
５日(水)から練習を再開。小野監督は「残り８試合でどれだけモチベーションを高く維持できるか」ということでチームを２つに分けて調整。
桑田選手や西河選手など若手主体の15選手は６日と７日、小野監督が帯同して関東に遠征。柏レイソル、ジェフユナイテッド千葉と練習試合を行いました。
遠征に参加しなかった小村徳男選手や下田崇選手などベテランで主力の選手は、その間広島に残って調整でした。

トレーニングマッチ

柏レイソル	２	１	前半	２	４	サンフレッチェ広島
		１	後半	２

2005年10月6日(木)15:00 キックオフ＠日立柏総合グランド

GK	佐藤昭大
DF	西河翔吾吉弘充志池田昇平中尾真那
MF	木村龍朗(→85分：森脇良太) 高柳一誠前田俊介桑田慎一朗
FW	ジョルジーニョ(→45分：高萩洋次郎) 茂木弘人

時間	サンフレッチェの得点者
'13 '40 '83 '88	前田俊介前田俊介前田俊介森脇良太

トレーニングマッチ

ジェフユナイテッド千葉	４	３	前半	２	４	サンフレッチェ広島
		１	後半	２

2005年10月7日(金)11:00 キックオフ＠市原臨海競技場

GK	上野秀章
DF	西河翔吾吉弘充志池田昇平中尾真那(→45分：森脇良太)
MF	木村龍朗高柳一誠(→82分：高萩洋次郎) 前田俊介桑田慎一朗
FW	ジョルジーニョ茂木弘人

時間	サンフレッチェの得点者
'16 '41 '57 '62	ジョルジーニョ(PK) 西河翔吾茂木弘人ジョルジーニョ

さて、この日の放送では終盤戦に向かって吉田安孝さんと決意を新たにした石橋委員長ですが、番組終了後のお楽しみは九州で初めて開催のオールスターサッカー。
サンフレッチェからは佐藤寿人選手(Ｊリーグ推薦)と森崎和幸選手 (ガンバ大阪・遠藤保仁選手がケガのため、出場を辞退。サポーター投票でＪ-WESTのＭＦ部門４位の森崎和幸選手が繰り上げ出場)が出場です。
Ｊ-WESTの背番号「７」をつけ、３バックの右ストッパー(なぜ？)で先発フル出場の和幸選手と、後半21分にバー直撃のシュートを放った寿人選手(後半18分からの出場までジリジリ待ちました。)をワクワクしながらテレビ観戦しました。

2005JOMOオールスターサッカー

Ｊ－ＷＥＳＴ	３	１	前半	１	２	Ｊ－ＥＡＳＴ
		２	後半	１

2005年10月9日(日)13:00 キックオフ＠大分スポーツ公園ビッグアイ
【入場者数】31,437人【天候】晴、無風、気温23.6℃、湿度55％

Pos.	No.	選手	シュート			交代
Pos.	No.	選手	計	45	90	分	No.
GK	1	西川周作	0	0		45
GK	16	野澤洋輔	0		0		1
DF	7 5 4	森崎和幸宮本恒靖森岡隆三	0 0 0	0 0 0	0 0 0
DF	2	三浦淳宏	1		1		8
MF	6 3 8 12 14	福西崇史アンデルソンリマ森島寛晃藤田俊哉鈴木慎吾	1 3 2 1 1	1 1 2 1 0	0 2 1	45 45
FW	11 10	大黒将志マグノアウベス	2 3	2 3	0	45 63
FW	9 13 15	中山雅史高松大樹佐藤寿人	3 1 1		3 1 1		11 12 10
反町康治監督　／　西野朗コーチ

Pos.	No.	選手	シュート			交代
Pos.	No.	選手	計	45	90	分	No.
GK	1	櫛野亮	0	0		45
GK	16	曽ヶ端準	0		0		1
DF	7 3 2 5	那須大亮松田直樹中澤佑ニ相馬崇人	0 0 1 0	0 0 0 0	0 0 1	45
DF	4	トニーニョ	0		0		5
MF	6 12 8	阿部勇樹今野泰幸小笠原満男	2 0 0	2 0 0	0 0	45
MF	14	長谷部誠	0		0		8
FW	11 15 13	田中達也巻誠一郎玉田圭司	2 2 2	2 2 1	1	45 45
FW	9 13	ワシントンジュニーニョ	2 3		2 3		15 11
オシム監督　／　ブッフバルトコーチ

時間	得点者
'38 '55 '66	福西崇史高松大樹中山雅史

90	45	計		計	45	90
9	10	19	シュート	14	7	7
6	7	13	GK	11	6	5
5	3	8	CK	3	0	3
6	1	7	直接FK	4	3	1
2	2	4	間接FK	8	1	7
2	2	4	(オフサイド)	8	1	7
0	0	0	PK	0	0	0

時間	得点者
'11 '85	巻誠一郎中澤佑ニ

'95年のオールスター当時は中学１年生でスタンドから観戦していたという佐藤寿人選手。
後半21分、ゴール左からのシュートはバー直撃で惜しくもオールスター初出場初得点とはいきませんでしたが、そのこぼれを高松大樹選手が拾って、再び寿人選手へ。ＤＦ陣をひきつけ、中山雅史選手にパス。中山選手は右足で豪快なシュート！ゴール！
このゴールで中山雅史選手はオールスターの最年長得点記録を更新 (38歳16日／これまでの記録は三浦知良選手が'03年大会でマークした36歳５か月14日でした)。
試合後、寿人選手は自身のホームページで「決めたかったけど、ゴンさんのアシストができてよかった」と感想を語っていました。
ちなみに寿人選手がこの日履いていたスパイクは「フラッグパフォーマンスのシルエット」と「2005 JOMO ALLSTAR SOCCER 」の刺繍が入ったヒュンメル社製の特注品。世界に２足しかないものだということです。

今大会がオールスター初出場だった森崎和幸選手。
ケガでガンバ大阪の遠藤保仁選手が出場を辞退したため、Ｊ-WESTのＭＦ部門サポーター投票167票差で４位の森崎和幸選手が繰り上げで出場が決定。和幸選手は、「昨年、ファン投票で選ばれながらケガで出場できなく、せっかく投票してくれたファンやサポーターに大変申し訳ない気持ちでいっぱいでした。だから、今年は選ばれて大変嬉しく思います。
サンフレッチェ広島の代表として行くので、恥じないプレーをしてきたいと思います」とサンフレッチェのニュースリリースでコメントを出しました。

メモ１）昨年のオールスター('04年７月３日／＠新潟スタジアムビッグスワン)では、Ｊ-WESTのサポーター投票MF 部門１位森崎浩司選手、２位森崎和幸選手。浩司選手は出場しましたが、和幸選手は'04年６月16日の1stステージ第13節、横浜Ｆマリノスvsサンフレッチェ広島 (０●２／＠横浜国際)で負傷。
「左膝外側側副靭帯損傷に左大腿二頭筋長頭腱炎を併発」で全治３週間の診断。
このケガのため、出場を辞退していました。

メモ２）ガンバ大阪の遠藤保仁選手は、９月17日(土)24節柏レイソル戦で右前胸部を打撲。
その後も試合をしながら保存療法を続けていましたが、10月５日(水)のカップ戦準決勝第２戦vs横浜Ｆマリノス戦で同じ部分を痛め、13日(木)までの治療が必要となり、オールスター出場を辞退しました。

３対２でＪ-WESTが逆転勝利をおさめた今大会。Ｊ-WESTの勝利は５年ぶり(１分けをはさむ)でした。