被爆電車特別運行プロジェクトは、「被爆者の高齢化が進む中、未来の世代に平和について考えてもらうきっかけになれば」という思いで、RCC被爆70年プロジェクトの一環として2015年にスタートし、これまで約2,800名の方にご参加いただきました。
今年は、G7広島サミットが開催され、被爆地から世界に平和を訴える大変意義深い年となりました。今回のプロジェクトでは、未来の平和の担い手である子供たちに、被爆電車を通じて平和を学び、そして伝えてほしいという願いを込めて、8月6日に県内の小学生(クラス・学年単位)に乗車して頂きます。
運行中の車内では、被爆電車653号や運行経路の主要スポットについて、写真や映像とアナウンスによりご紹介します。また、広島電鉄千田車庫の見学も予定しています。
核兵器使用の懸念が高まる世界情勢の中、今年もインターネットによるライブ配信を実施しアーカイブ配信も予定。復興のシンボルである被爆電車が被爆地・広島を走行する模様を国内外に届けることで、「平和の尊さ」を発信します。